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英語の勉強にオススメの映画ランキング【リスニング編】

英語の勉強にオススメの映画ランキング【ボキャブラリー編】

出典:imdb

英語の勉強にオススメの映画ランキングをやりたいと思います。

しかし「英語の勉強にオススメの」とひとくちに言っても、どのように英語を勉強をするかによって、選ぶべき映画は異なってきますよね。

私は映画で英語を勉強する最大のメリットとは、リスニングとボキャブラリーが鍛えられるところにあると考えています。

そこで本日は「リスニング部門」、次回は「ボキャブラリー部門」と2回に分けて、英語の勉強にオススメの映画ランキングを組んでみたいと思います。

ぜひ参考にしてください。

尚、クエンティン・タランティーノの映画はランキングから一切除外してあります。
(理由はあとがきにて)

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英語の勉強にオススメの映画ランキング【リスニング編】

リスニングを鍛えるためには、とにかく会話の量が多い映画が有利です。

そこで、私のパソコンのハードディスクに保存してある500本あまりの映画のスクリプトの中から、最も分単位のセリフの文字数の多い映画を選んでランキングにしてみました。

具体的には、以下の計算で導き出しています。

映画の中の全セリフの文字数 ➗ 映画の長さ(分単位)

それでは「英語の勉強にオススメの映画ランキング:リスニング編」、いってみましょう。

第1位:ヒズ・ガール・フライデー

原題:His Girl Friday
監督:ハワード・ホークス
原作:ベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー
脚本:チャールズ・レデラー
出演:ケーリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミー
制作:1940年、アメリカ

セリフの多さ:約841文字(1分あたりの平均)

集計する前から第1位はこの映画になるんじゃないかと思ってました。

機関銃のようなトークの連続で、とにかく英語のリスニングを鍛えたいならこの映画はダントツにオススメです。

この1分あたり平均約841文字という数字は、例えば『アナと雪の女王』が1分あたり約400文字、『サウンド・オブ・ミュージック』が1分あたり約385文字、巷でよく英語の勉強になると言われているテレビドラマ『フレンズ』のシーズン1が約580文字などの例と比較してみても、圧倒的なセリフ量ですね。
(ちなみに『フレンズ』シーズン1の第16話『The One With Two Parts : Part 1』だけは1分あたり約1123文字と、なにげに『ヒズ・ガール・フライデー』を大幅に上回っています)

クラシック映画は会話で魅せる映画が多いので、他にも漁ってみると結構リスニングに役立ちそうな映画がたくさん見つかるかもしれませんね。

『ヒズ・ガール・フライデー』の全セリフ書き起こしはこちら

第2位:スティーブ・ジョブズ

原題:Steve Jobs
監督:ダニー・ボイル
原案:ウォルター・アイザックソン
脚本:アーロン・ソーキン
出演:マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・スタールバーグ、キャサリン・ウォーターストン
制作:2015年、アメリカ

セリフの多さ:約791文字(1分あたりの平均)

第2位はこのダニー・ボイルが監督したスティーブ・ジョブズの伝記映画がランクイン。

この映画の脚本を書いたアーロン・ソーキンはタランティーノも大ファンだと公言するほどの会話の名手。
彼が脚本を書いたテレビドラマ『ニュースルーム』をタランティーノは1回目は普通に見て、2回目はじっくり会話に耳を傾けるため、必ず毎エピソード2回づつ見ている、とまで言っています。

これだけでなく、アーロン・ソーキン脚本の映画・ドラマはリスニングの練習に狙い目だと思います。

『スティーブ・ジョブズ』の全セリフ書き起こしはこちら

第3位:僕らのミライへ逆回転

原題:Be Kind Rewind
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー、ミア・ファロー、メロニー・ディアス
制作:2008年、アメリカ

セリフの多さ:約737文字(1分あたりの平均)

第3位はミシェル・ゴンドリー監督のこの映画。

映画への愛にあふれたコメディです。

これは私の大好きな映画で、とにかく会話も多いし、何度見ても笑えるので本当にオススメです。

『僕らのミライへ逆回転』の全セリフ書き起こしはこちら

第4位:ランダム 存在の確率

原題:Coherence
監督:ジェームズ・ウォード・バーキット
脚本:ジェームズ・ウォード・バーキット
出演:エミリー・バルドーニ
制作:2013年、アメリカ

セリフの多さ:約718文字(1分あたりの平均)

第4位にはいきなりマイナーなサスペンス映画の登場。

全編ほとんど家の中でストーリーが進行し、とにかく会話会話で見る者を惹きつける展開。
しかも内容は量子力学をミステリーの要素として使っているというちょっと変わった趣向になっており、パズルのような謎めいた展開は繰り返し見ると新たな発見がありますので、リスニングの練習に最適です。

リスニングの練習がてら、ミステリーの謎解きにチャレンジするのも楽しく英語の勉強ができていいんじゃないでしょうか。

『ランダム 存在の確率』の全セリフ書き起こしはこちら

第5位:モンキー・ビジネス

原題:Monkey Business
監督:ハワード・ホークス
原案:ハリー・シーガル
脚本:ベン・ヘクト、チャールズ・レデラー、I・A・L・ダイアモンド
出演:ケーリー・グラント、ジンジャー・ロジャース、チャールズ・コバーン、マリリン・モンロー
制作:1952年、アメリカ

セリフの多さ:約708文字(1分あたりの平均)

第5位はマリリン・モンロー出演のコメディ。
しかも監督は第1位の『ヒズ・ガール・フライデー』と同じハワード・ホークス。
そして脚本も同じベン・ヘクト。

こうしてみると脚本家や監督を頼りに英語の勉強になりそうな映画を探すのもよさそうですね。

『モンキー・ビジネス』の全セリフ書き起こしはこちら

第6位:タロットカード殺人事件

原題:Scoop
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、ヒュー・ジャックマン、スカーレット・ヨハンソン
制作:2006年、イギリス・アメリカ合作

セリフの多さ:約706文字(1分あたりの平均)

第6位はウディ・アレンのこの映画。

ウディ・アレンもおもしろい会話劇の名手なので、リスニングに役立ちそうな映画がこれの他にもたくさんありそうです。

『タロットカード殺人事件』の全セリフ書き起こしはこちら

第7位:十二人の怒れる男

原題:12 Angry Men
監督:シドニー・ルメット
脚本:レジナルド・ローズ
出演:ヘンリー・フォンダ
制作:1957年、アメリカ

セリフの多さ:約702文字(1分あたりの平均)

第7位はやっぱりランクインしました、ヘンリー・フォンダ主演のこの名作。

ほとんどワンルームの中で繰り広げられる会話劇。
しかも映画史に残る素晴らしい映画。

リスニングの練習をするならこういう映画でやりましょう。

『十二人の怒れる男』の全セリフ書き起こしはこちら

第8位:今宵、フィッツジェラルド劇場で

原題:A Prairie Home Companion
監督:ロバート・アルトマン
脚本:ギャリソン・キーラー
出演:メリル・ストリープ、リリー・トムリン、ギャリソン・キーラー、ケヴィン・クライン、ウディ・ハレルソン、ロビン・ウィリアムズ
制作:2006年、アメリカ

セリフの多さ:約683文字(1分あたりの平均)

ロバート・アルトマン監督の遺作。

フィッツジェラルド劇場でラジオ番組の最後の収録が行われようとしています。
その裏舞台での人間模様を描いた群像劇です。

キャストもメリル・ストリープ、リリー・トムリン、ロビン・ウィリアムズなど、名優揃い。

バラエティに富んだキャラクターたちの彩豊かな会話を味わいながらリスニングの練習ができる一本です。

『今宵、フィッツジェラルド劇場で』の全セリフ書き起こしはこちら

第9位:リベンジ・マッチ

原題:Grudge Match
監督:ピーター・シーガル
原案:ティム・ケルハー
脚本:ダグ・エリン、ティム・ケルハー、ロドニー・ロスマン
出演:ロバート・デ・ニーロ、シルヴェスター・スタローン、キム・ベイシンガー
制作:2013年、アメリカ

セリフの多さ:約671文字(1分あたりの平均)

数十年前に『レイジング・ブル』でボクサーを演じたロバート・デ・ニーロと、『ロッキー』でやはりボクサーを演じたシルヴェスター・スタローンが対決をするという、セルフパロディ風コメディ。

私、この映画、大好きなんです。
小気味よい会話の連続に大いに笑えて、最後はちょっとホロリとさせられる良作。

『リベンジ・マッチ』の全セリフ書き起こしはこちら

第10位:ラスベガスをやっつけろ

原題:Fear and Loathing in Las Vegas
監督:テリー・ギリアム
原作:ハンター・S・トンプソン
脚本:テリー・ギリアム、アレックス・コックス、トニー・グリゾーニ、トッド・デイヴィス
出演:ジョニー・デップ、ベニチオ・デル・トロ、トビー・マグワイア
制作:1998年、アメリカ

セリフの多さ:約668文字(1分あたりの平均)

最後にいきなりヘンな映画がランクインしちゃいました。
テリー・ギリアム監督、ジョニー・デップ主演のドラッグ映画。

かなりサイケデリックな映画なので、好きずきですが、やはりテリー・ギリアムなので映像は素晴らしいですし、会話はとにかく多いです。

ジョニー・デップもかなりイイです。

『ラスベガスをやっつけろ』の全セリフ書き起こしはこちら

あとがき

以前、私は「英語の勉強にタランティーノの映画をおすすめするこれだけの理由」という記事で、「タランティーノの映画がこの世でいちばん英語の勉強になる」、という説を主張しました。

その考えは今でも変わっていません。

しかし、タランティーノの映画が好きな人たちばかりでもないと思います。

そこで、タランティーノの映画以外で、英語の勉強にオススメの映画ランキングをやってみたのが本日の記事、ということになります。

タランティーノが好きな方はぜひタランティーノの映画を優先的に英語の勉強教材に選んでみてください。

タランティーノの映画はちょっと・・・という方は、ぜひ本日の記事を参考にしていただければと思います。

それでは次回「ボキャブラリー編」でお会いいたしましょう。

英語の勉強にオススメの映画ランキング第2弾。今回は「ボキャブラリー編」ということで、難しいボキャブラリーがたくさん出てくる映画、あるいは日常会話で使われるボキャブラリーが効率よく出てくる映画をランキングにして選んでみました。
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