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Sixteen Going on Seventeen Reprise(もうすぐ17才リプライズ)の歌詞(和訳)で英語の勉強【サウンド・オブ・ミュージック】

前回の『サウンド・オブ・ミュージック』の記事で、『Something Good(何かよいこと)』という曲の歌詞を解説しました。

よっしゃ、これで今度こそ本当に『サウンド・オブ・ミュージック』は一段落だ、と思ったら、まだありましたね。

ロルフとの小さな恋がどうらや終わってしまったみたい……
そんな想いを抱えるリーズルに、新しくお母さんになったマリアがお話しをします。
ここにかかるミュージカル曲。

最初の方にかかった『Sixteen Going on Seventeen(もうすぐ17才)』のリプライズ(Reprise)ですね。

まずはこの歌詞を訳してみました。

Sixteen Going on Seventeen Reprise
もうすぐ17才 リプライズ

A bell is no bell till you ring it
A song is no song till you sing it
And love in your heart wasn’t put there to stay
Love isn’t love til you give it away

鐘は叩いて初めて鐘になる
歌は歌って初めて歌になる
そしてあなたの心の愛は、ただそこに置いておくものじゃない
愛は与えて初めて愛になるの

When you’re sixteen going on seventeen
waiting for life to start
Somebody kind who touches your mind
Will suddenly touch your heart

あなたは16、もうすぐ17
人生がはじまるのを待っている時期ね
いつかあなたの気持ちに触れてくるやさしい人が現れて
あっという間に、あなたの心にまで触れてくるわよ

When that happens
After it happens
Nothing is quite the same
Somehow I know I’ll jump up and go
If ever he calls my name

そんなことが起こったら
そんなことが起こった後は
何もかもが同じじゃなくなるわ
彼に名前を呼ばれただけで
もう飛び上がって逃げ出しちゃう

Gone are your old ideas of life
The old ideas grow dim
Lo and behold you’re someones wife
And you belong to him
You may think this kind of adventure
never may come to you
Darling sixteen going on seventeen
Wait a year or two

色あせてゆく
古い人生にさようなら
なんと、あなたが誰かの奧さんになって
そして、彼とともに歩んでゆくの
こんなこと、あなたは現実になることはない
冒険物語のように思ってるかもしれないわね
あなたは16、もうすぐ17
あと1年2年、待ってみて

I’ll wait a year …

待ってみるわ、1年……

Just wait a year or two

1年2年、待ってみてね

歌詞は簡単で、英語の解説するまでもないかもですが、いってみましょう。

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冒頭のカットされた部分の歌詞

この原曲には映画本編では使われていない、こちらの冒頭部分があります。

A bell is no bell till you ring it
A song is no song till you sing it
And love in your heart wasn’t put there to stay
Love isn’t love til you give it away

鐘は叩いて初めて鐘になる
歌は歌って初めて歌になる
そしてあなたの心の愛は、ただそこに置いておくものじゃない
愛は与えて初めて愛になるの

ここの1行目と2行目と4行目ですが、確か中学か高校で以下の構文を習いますよね。

it is not untill (till) 〜 that …… = 〜して初めて……する

[例]
It is not until we lose our health that we realize the value of it.
(健康の価値はそれを失って初めてわかる)

ちょっと構文は違いますが、同じような考え方ですね。
文字通りに言い換えると、「〜するまで、……じゃない」ということ

ちなみにこの歌詞、どこかで聞いたことあるなと思ったら、武田鉄矢さんが主演・脚本の映画『刑事物語』のラストシーンの名セリフと同じですね

映画『刑事物語』より
歌は歌って初めて歌であり
鐘は叩いて初めて鐘であり
愛は与えて初めて愛である

Gone are your old ideas of life

Gone are your old ideas of life
The old ideas grow dim

色あせてゆく
古い人生にさようなら

最初の1行目は、以下の文章の倒置法ですね。

Your old ideas of life are gone.

倒置することで「be gone(もう過去のものとなってしまった)」の部分を強調しているんですね。

ちなみにこちらのフレーズ

your old ideas of life(古い人生)

は、正確に訳すと「あなたの古い人生の概念」ですね。

日本語は言わなくても空気を読めばわかるでしょ的な言語なので、「idea of(〜の概念)」の部分はいちいち訳さなくてもいいと思います。

その他のボキャブラリー

grow dim = (光が)薄らぐ、霞む、ぼやける

Somehow = どういうわけか、どうしたものか、どうにかして、ともかくも

Low and behold = いやはやこれは驚いた
「look and see」の古語。lo and behold とも綴る。

あとがき

本日は映画『サウンド・オブ・ミュージック』から、『Sixteen Going on Seventeen Reprise(もうすぐ17才リプライズ)』の歌詞を取り上げました。

この歌詞の最後の部分、a few years(数年)じゃなくて、a year or two(1年か2年)という言い方をしているところが情緒あって好きですね。

それでは最後に、映画本編の映像をどうぞ。

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